Tea Party【お茶の香りがする香水vol.2】

みなさん、お茶はお好きでしょうか。

ノーズショップマガジンで、はじめてお茶系の香水が紹介されたのは、2019年6月。

アールグレイ紅茶のような、芳香をもつ香水のご紹介記事は、今でも大人気で、じわじわとviewを伸ばしつづけているんです。

2月に新宿店で限定開催された、お茶系のミニ香水のガチャ、その名も「お茶ガチャ」。
緑茶、紅茶、ウーロン茶、マテ茶…みんなが大好きなお茶の香りのミニ香水たちは、瞬く間に予定数に達し完売。
予想以上の人気で数時間しか現れなかった幻のガチャ台として語られます。。笑

注目度大!みんな大好きお茶の香り!

今回はTea Partyと題して、【お茶の香りがする香水vol.2】でございます。

ウーロン茶?ジャスミン茶?
NOSE SHOPファンならご存知ですよね!?

THE HOUSE OF OUD/ザ タイム(現在)

まず、ボトルのビジュアルから気になってお店に入店されるお客様も多いほど、1度見たら忘れない見た目ですね。
香りを一言で表現するなら【無糖の紅茶】がピッタリ。
ベルガモット、ブルーティー、ブラックティーとお茶の香りが終始ふんわり香る香水。最後まで甘さはなくスッキリしています。

ブラックティーに属しているのは、セイロンやアッサム(耳にする機会が多いですよね)。あまり聞き慣れない、ブルーティーとはJAL国際線のファーストクラスでも提供されるほど「高級茶」と言われているそうです。また、紅茶アールグレイはベルガモットでフレーバーリングされているので、ベルガモットの香り=アールグレイの香り⇒紅茶の香りとなり、よりお茶の香りを感じれます。
でも!!
この香水は元々お茶をイメージして作られた香水ではなく『現在』と言う時間軸を香りで表現している香水です。
(未来、過去もあり) 個人的には『現在』とは過去の積み重ねなので、ラストはアンバーやウッドがどっしり構えていて、トップは未来への希望をベルガモット、カモミールなどで明るいイメージで香っているようにも感じています。

NOTE:
トップ|ベルガモット、よもぎ、ブルーカモミール
ボディ|ブルーティー、バーベナ
ベース|シダーウッド、ムスク、アンバー、ブラックティー

Perris Monte Carlo/ジャスマン ドゥ ペイ (ジャスミンの国)

この香水は、隠れファンが多いんですよ。ジャスミンの官能的なお花が全面に押し出されるというよりは、やや青みがある香り立ち。
私は【淹れたてのジャスミン茶の湯気】を嗅いでいるようだと思っています。

ジャスミンには色々な種類があり、ジャスミン茶に利用されるジャスミンは、主にジャスミンサンバックだそう。一般的なジャスミンより瑞々しいグリーンの香りです。 (余談ですが、沖縄県でよく飲まれる「さんぴん茶」もジャスミン茶です)

ここではグローブが入ることで青みが加わりジャスミン茶のような香りを感じるのかもしれません。時間とともに青みは丸みを帯び、官能的なジャスミンへ変化していきます。こちらの香水の調香師は世界的に有名なジャン・クロードエレナ氏です。(長年HERMESの専属の調香師を勤めていました)

あわせてこちらも読んでみると面白いですよ。


NOTE:
ジャスミンアブソリュート、クローブ、マリーゴールド、ムスク

NISHANE/ウーロンチャ(烏龍茶)

その名の通りウーロン茶を感じれる香水です。トップのシトラスと共に淹れたてのウーロン茶の香りがしっかりと香ってくれて幸せに浸れます。ムエットに香りをお付けしてお客様にお渡しすると紙をパタパタと仰ぐ姿を良く見かけますが、仰ぐとお茶の香りがして幸せー!と皆さん言ってました。そして最後はフィグが甘い余韻を残して香ります。

この香水が人気の理由のひとつに持続性があります。ニシャネというブランドは全体的に賦香率が高く香りのもち(持続時間)がとても長いのが特徴なんです。お茶系の香りは優しい香り立ちが多く持続性が短いとおっしゃる方が多い中で、このウーロン茶の持続性はずば抜けてます!私も朝ウーロン茶の香りを纏って、一日お仕事して家に帰ってもなお、香りが残っているのに気付いた時は衝撃でした。
お茶の香りは持続性無いから…と思っていた人には絶対試して頂きたい香りです。

NOTE:
トップ|ベルガモット、オレンジ、アオモジ、マンダリン
ボディ|ウーロン茶、ナツメグ
ベース|ムスク、フィグ

Tea Partyと題したお茶の香り特集ですが、実はNOSE SHOPには、お茶の香りがする香水、まだあります。
Tea Partyvol.3もお楽しみに!
浦野でした。